こんにちは、きのこっちです。
これは私がまだ高校生だった頃の話ですが、クラスに石とお喋りしたことがあるという女の子がいました(沖縄で起きたお話です)
クラスメイトのその発言を聞いて、当時の私はドン引きしていたのですが、、
あれから数年後、大人になってから「もしかするとあのときクラスメイトが言っていた話は本当だったんじゃないか」と思うようなできごとがありました。
ここではその時のことを書いていきます!
石と会話したという元クラスメイトの話は本当だったのかもしれない、と思うようになるまでのエピソード。
石と話せるMちゃんはこんな人。
高校一年の一学期。休み時間のことでした。
「きのこっち聞いてー!」
きのこっちと割と仲良くしているクラスの女子Sちゃんが大爆笑しながらきのこっちに近づいてきました。
「Mちゃん石と話せるってよ!」
私は反応に困ってしまいます。
というのも、この時点でMちゃんとはそこまで親しくありませんでした。「実は石と話せる」なんて話を聞かされてもどういう反応すればいいのかわかりません。
バカにしたように笑うSちゃんに「ほんとう!」と楽しそうに突っ込みを入れるMちゃん。
私が反応に困ってると、Mちゃんが、
「小さいときってさぁ、石と話すよね?」
え”っ・・・!?
声には出しませんでしたが、内心「こいつはクラスに一人くらいいるやばいやつだ…!」とドン引き。。
中学の頃にもいました。見えもしないのに「霊感がある」とかいって周りの気を引こうとするやつ・・・。Mちゃんもそういうタイプの子に違いないと、この時私は思ったのです。
「石が話しかけてくる」
そう純粋そうに言うMちゃんに対して私は、
「はぁー! 絶対嘘ー!」と大否定。
関係が浅くて本音を言いづらいはずのクラスメイトでしたが、そのときは思わず本音が出てしまいました。私の反応にMちゃんは笑いながら「ほんとう!」とツッコミを入れます。
「石と話すって、何話すの?」
どうせ嘘だろうと思いつつ、一応きのこっちは尋ねてみました。するとMちゃんはいつもより低い声を出して、
「おい、M。元気か?」
石のものまねのようでした。似てるのかよくわかりませんでしたが、Mちゃんの言い方が面白かったのでちょっと笑いました。
なんでそんな低い声を出したのかというと、
「おじさんの声だった」
だからだそうです。
石が話しかけてくる。しかもおじさん。
当時15歳だった私は霊感のある方や占い師のような方々に出会ったことはありませんでした。ましてや石と会話する人なんて・・・
聞いたことねーよ!
あれからMちゃんとは学校ではまぁまぁ話すくらいには仲良くなり、どうやら嘘をつくタイプの子ではないと感じました。
ただ石と会話したのは子供の頃と言っていましたし、記憶が間違ってるのかもしれない。
もしかするとおままごとみたいな「ごっこ遊び」をしていて、夢と現実の区別がつなくなったのかもしれない。15歳のきのこっちはそんな風に考えていたように思います。
しかしそれから数年後ーー。
石の声が聞こえる芸能人の話。
今はもうやってない、お昼のトーク番組の話です。
「何がでるかな~♪」とサイコロを転がしてトークするあの番組。
私は点いていたテレビをなんとなく観ていました。
トークをしていたのは知らない男性芸能人。しかしその内容を聞いて私は驚きます。
彼は、
石が話をする
という話をしていたのです。
Σ(・∀・;)
その瞬間、高校時代のクラスメイトが頭に浮かびました。
その芸能人は「石の声を聞いたことがある」ということや「純粋な人には石の声が聞こえる」という話をしていました。
15歳のきのこっちは「石が話す」なんてことはまったく信じていませんでした。
しかしテレビでその話を聞いた時、「Mちゃん以外にも石の声を聞いたことがある人がいるなんて、もしかしたら本当なのかもしれない・・・」と急にMちゃんの言っていたことを信じるようになったのです。
しかも純粋な人には石の声が聞こえる、という部分にきのこっちは妙に納得してしまいます。
Mちゃんは高校生にしてお姉さんらしい大人っぽい外見をしていましたが性格は、
純粋、無邪気、(良い意味で)子供っぽい
という言葉がとてもよく当てはまるような子でした。
純粋な人に石の声が聞こえるというのはあながち間違いではないのかもしれません。
そして石の声が聞こえるというMちゃんを大否定したきのこっちはもしかすると、、
純粋ではない(笑)
石に魂が宿る!?
ところ変わって美容室になります。
私は「石が話す」という話が面白くて、その話を美容師さんに話してみることにしました。
元クラスメイトのことや石の声を聞いたことがあるという男性芸能人のことを一通り話し終えると、美容師さんは「そういえば」と語り始めます。
「昔からよく『びっくりしたときはそのへんの石を拾ってこい』って言うよね」
私はそんな話は聞いたことはなかったので「えっ、そうなの?」と問いかけます。
美容師さんの話によると沖縄では、
たとえば車に轢かれそうになったときや誰かに驚かされてびっくりしたときなど近くに石が落ちてたらそれを拾いなさい、という言い伝えがあるというのです。
理由は、驚いたときにマブヤーが落ちたかもしれないから、だそうです。
「驚いたらマブヤーが落ちる」
という話は私も聞いたことがありました。
マブヤーというのは沖縄の方言で「魂」という意味があります。
美容師さんから聞いた話と私が聞いた話をまとめるとこんな感じになります。
<嘘か真か、マブヤー(魂)の話>
人はびっくりするとマブヤーが落ちてしまう可能性がある。そのとき近くに石があるとマブヤーはその石の中に入ってしまう。
肉体はちゃんとあるから普通に人としての生活はできるが、ふらふらと身体の調子が悪くなるといった現象が起き、病院に行っても治らない。
落ちたマブヤーは肉体に戻せば元通り元気になる。それはユタ(沖縄の霊能力者)に依頼するしか方法はなく、またどこに落としたのか探すのが面倒だ。
驚いたときに石(≒マブヤー)を拾っておけば探す手間が省け、あとでスムーズにユタに戻してもらうことができる。
だそうです。
クラスメイトが話した石の正体とは?
ふたたび元クラスメイトの話に戻ります。
これは私の勝手な憶測ですが、クラスメイトが話した石というのは誰か(おじさん)のマブヤーだったんじゃないかと思いました。
何かの拍子で魂が落ちてしまい、肉体に戻れないまま石として生き続けているーー。
なんてそんな話ありえますかね。
最後に。
私の憶測は本当にただの憶測なので置いておくとします。
しかし元クラスメイトとテレビに出ていた芸能人、少なくともこの世に二人は石の声を聞いたことがあるという人がいるようです。
ということでみなさん、
石は話せるらしいです(笑)
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